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厚労省役人は知っているのか?この残薬 - ブログ

77歳女性が1年半ぶりに来院されました。この1年半は「当院が遠いので近くの医療機関に通院していた」とのこと。

「風邪ひいてるのにカロナールしか出してくれなかった」とも言っていました。

以前当院では高血圧の治療をしていましたので、そのあたりから話を掘り下げていきました。症状は多岐にわたり、大学病院や診療内科、整形外科、漢方医院など転々と受診。
話の中から残薬がたくさん置いてあると聞きだすことができました。それを処方した薬局が引き取るという話まで!
それに待ったをかけて持参するように言って回収したのがこの薬の量。種類にして14種類。漢方は4か月分、降圧剤は3か月分、コレステロールの薬に至っては7か月分も余っています。
薬価を計算したら31666.5円になりました。

認知症があるのかと思いましたが、話の筋は通っていますし、毎日雨でなければ歩いているとも言っています。

なぜこのようなことが起きたのでしょうか?詳しく聞くといくつかの要因がわかりました。

1.整形外科で二人の医者にかかり、同じ薬を出されていた。
2.それを薬局で何の問い合わせもなく出された。
3.漢方医院で「こちらで漢方出すから降圧剤や鎮痛剤はやめていい」といわれた
4.漢方飲むと気持ち悪くなっていたので、自己判断で中止した
5.「たくさん余っている」と言っても「まあまあ、また必要になるかもしれないから出しておきますよ」と整形外科医に言われた

この患者さんは特殊な例ではないです。こういう高齢者はいくらでもいます。高齢者は認知症でなくても、若いときのような判断力ができない傾向にあります。これだけ残薬あっても1割負担じゃあまり実害がないため、高齢者は強く言わないのかもしれません。

医療費の損失は全国レベルで言ったら何十億、何百憶に至るに違いありません。
そんなこと全く気に留めずに、自分の仕事だけ淡々とこなす医者のなんと多いことか!「回収しますよ」っといった薬局の意図は?再利用するんじゃないかと疑いをかけたくなります。

ヴィネの頭は、怒怒怒怒怒・・・・・!!

そして厚労省役人よ、もっと現場に目を配れ!