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一気に原因究明のため検査進める熱血医師 - ブログ

高血圧で当院通院の患者さん。以前から両下肢のむくみは認識していました。通常の診療の後何日かして足首が痛くなったと近くの医院受診。そこでサポーター装着勧められました。しかしそれでは治らず、職場の仲間が「心臓から来るんじゃないかと」のアドバイスで当院経由せずに紹介状なしで大病院受診。
大病院では血液検査、レントゲン心臓超音波検査して心臓は無関係と判断。血液検査で炎症反応(白血球やCRP)が非常に高く、足首に熱感もあることから、足首に病巣があるのではないかと判断したようです。しかし同時に胸部から腹部までのCTを実施して鼠径部と大動脈のリンパ腺が腫大している異常所見に気づく。

と、ここまではいいとして、浮腫については下肢血管の問題もあるかと判断して血管外科に紹介。
一方リンパ腺腫大について悪性腫瘍の可能性も考え全身検査が必要と考えたようです。そこの病院では診療領域が限られるので当院にいったん情報を提供したという流れです。

本人に話を聞くと、整形外科領域がやはり一番問題だろうと整形に紹介され、さらにそこからMRIをとることになっているというのです。

ヴィネはそのはれ上がったやや熱感のある脚を見てピンときました。そして趾の間を見てみると、すべての趾の間に水虫がびっしり。
「かゆくないんですかこれ?」と聞いても
「少しかゆいことがある」との返事。だから当院通院していても水虫の症状を訴えなかったのです。

ヴィネの診断は趾の水虫感染した皮膚から入った菌による蜂窩織炎。ということで水虫の治療と抗生物質の投与を行いました。

果たしてどっちが正しいか、単なる水虫から波及して黴菌が入ったのか、悪性疾患やら足首の関節炎や血管性疾患があるのか?1週間後に分かります。検査を進めていくことを否定はしませんが、少くなくても医療費は後者が圧倒的に高いです。趾まで見てくれれば水虫治療を見切りで開始してもよかったんじゃないかと思いました。