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空中窒素の固定と窒素の再利用 - ブログ

腸内細菌叢の話題もう一つ

NHKの腸活の番組からですが、最近NHKは同じような話題で2つも3つも番組を作る手抜きが目立ちます。きのうのTVでは3つも「ああ前に見たことがある」と記憶がフラッシュバックしました。内容が重複する番組で目立つのは「チコちゃんに叱られる」「ブラタモリ」「あさイチ」「ためしてガッテン」です。昨日はこれに「日本人のおなまえっ!」も加わりました。話題が尽きてしまったのかもしれませんが、はっきり言って手抜きじゃないですか?テレビなんか見ないでもっと知的活動に時間を回すべきかもしれない。

閑話休題。
腸内細菌叢についてですが、便移植法で難病の潰瘍性大腸炎が治るとか、自閉症も改善するとか、今までの治療に比べてたぶん安価な効果的治療法が見つかることはいいことです。番組ではニューギニア高地人の生活について言及していました。彼らの主食はサツマイモ。一日3回ほとんどサツマイモ。ほかにカボチャ、ジャガイモ、タロイモもありますが8,9割はサツマイモ。なのに体力がすごい。男はみんな筋骨隆々。ヴィネがニューギニアに行った40年前の状況と何も変わっていません。彼らのたんぱく質摂取量は我々よりずっと少ないのに、どうしてあんなに立派な体格しているのだろう。当時ヴィネもそう思っていました。

そこに東大の研究者の解説がありました。「おそらくですが、窒素を利用しているのでしょう。その窒素は空気中の窒素とか尿に含まれる窒素の再利用だという仮説です。」とのこと。

おいおい、東大で研究していてそんなことしか言えないのかよ。仮説を証明しなさいよ!

ヴィネは開業前に断食による健康への影響を知りたいために八尾の甲田医院に入院したことがありますが、甲田先生の著書によると「青汁だけで1年2年と健康に生きていける人が何人かいる。そういう人の体重を測定するとJカーブを描く。つまりある時点を底に、その後体重は増加に転じる」というのです。こういう人はおそらく便や尿中の栄養素を再利用しているのではないかと思われます。
20年前にヴィネでさえこの程度の知識は持ってたんだから、研究者なら解明できるんでしょうが!

人は食環境によって体内の環境も変わり、その状況で能力を十分発揮できるようになるのではないでしょうか?その大きなキーとなるのが腸内細菌です。決して美食多食では腸内細菌中の善玉菌の能力は発揮されず、むしろ悪玉がはびこります。

さあみんなで小食粗食で健康の花園(=叢)の生活を満喫しましょう。

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