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大塚英志氏の言葉をお借りします - ブログ

漫画原作者の肩書を持つ大塚英志氏の新聞記事を読み、「この人の言うことはヴィネの言いたいことをすべて代弁してくれている」と感じました。

その抜粋をここに書きます。

氏は現在専門家や政府が唱えている「新しい生活様式」に対して、80年前、つまり第二次世界大戦に向かう日本の社会と非常に似ているといっています。1940年大政翼賛会が説いたのが「新生活体制」というもので、家庭菜園の野菜を使う季節ごとの「漬けもの暦」や古くなった着物の再利用でふすまを飾るなど、実際の担い手は女性であり、非政治的な内容だったとのこと。しかしそれは生活という基盤から社会統制に人を誘導してしまう政治的役割を果たしたというのです。

現在はどうでしょう。家庭菜園が人気があり、東京都が断捨離動画を配信する。氏はこのコロナ下の光景が、当時の「新生活体制」の繰り返しに見えるといいます。そして市民自らが生活領域の統制に参加し、従うことに慣れてしまった社会の向かう先が気になるとのことです。

実は「新生活体制」の前に「自粛」があったというのが驚きです。パーマやカフェがやり玉にあがり、映画館の行列が白い目で見られるなど、今の社会とそっくりじゃないですか。

いま日本ではどのマスコミも「自粛」と「新しい生活様式」を一丸となって取り組み、コロナ禍を乗り切ろうという、気持ち悪いほどの一致団結を謳っています。そこにへばりつく「正しさ」がとても気持ち悪い、と氏は述べています。ヴィネも全くの同感です。しかしこういうヴィネもブログには書いても人前ではなかなか言いにくい。そういう社会の空気もギラギラした正義感が漂い気持ち悪い。

日本でのコロナの死亡率が低いことで、日本人の中には「自分たちの行動様式がスバラシイ!」「日本文化は優れている」といった精神論・文化論に帰結する風潮があります。台湾やベトナム、オーストラリア、ニュージーランドはもっと死亡率が低いのに・・・。政治家も大したことはやっていないのに自分の手柄にしようとしています。

そしてここからが特に言いたいことです。

いつかこの騒ぎが忘れ去られ、この時代を振り返った時、そろって「自粛」と「新しい生活様式」にまい進した愚かさが見えてくるのです。「あなたはその時どう行動したのか」と問われたときに「反対できる空気じゃなかった」と弁明するでしょう。それは戦争にあらがわなかった過去の日本人と同じなのだ。

みんな自分は正しい側にいると思っています。しかしそれは自分で考えての行動ではなく、上が言っていることをそのまま無批判に受け入れて一時的な安住の地にいるだけです。戦時中「鬼畜米英」「天皇万歳」と言っていた先生方が、戦後その舌の根も乾かないうちに「民主主義」を声高に叫んでいるのと同じなのです。