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血圧と塩 - 医療

高血圧には塩はよくないとか、減塩は高血圧対策には重要だ、と言われますが、ヴィネは懐疑的に見ていました。

というのも15年ほど前にある大手製薬会社が作った、減塩と高血圧に関する患者用説明パネルを見て「え、こんなに減塩しても血圧は5程度しか下がらないの?」と思ったからです。この時の減塩は確か一日摂取塩分が3gととても少ない量だったからです。

WHOも厚労省も目標とする塩分摂取量はとか6gととても厳しいものなのです。日本人の平均摂取量がその倍くらいですから、絶対無理だと思いました。実際減塩指導しても多くの人がほとんど減らせないか、できても1,2g程度だからです。それでも減塩できるのはすごいことです。降圧効果がなくても、ほかの部分できっといい結果をもたらしてくれますから。さらにヴィネが実験的に1週間の無塩職を試みたときは、検査では1日3gの摂取という結果になっていましたから、減塩の難しさは十分心得ているつもりです。
そんな経験もあるので高血圧の患者さんには厳しい減塩を指導しません。どうせできないことと、それより禁煙、運動、減量の方が効果が高いからです。

ところが今日ヴィネの認識を覆す事実を提示されました。
ある女性が、この1か月全く塩分を取らなかったというのです、野菜はドレッシングなし、納豆も豆腐もほかのたんぱく質もすべて醤油も塩も使わずに食べていたとのこと。そしたら血圧が140から110にまで下がったというのです。この降圧が減塩だけでもたらされたわけではないと思います。ついでに減量もしたので、やせた効果によるものも加味されるでしょう。でも30も下がるかなあ。
さらに聞くと、体調はすこぶる良好。まあこれは減量効果もあるとは思いますが。しかしこれからの季節が鬼門です。本人もそのことは自覚しているようです。どうか成功を祈っています。

 

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