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秒殺UVCのジレンマ - ブログ

思うんですが、コロナ対策って2月の流行の兆しのころから何も進歩ないんじゃないですか?マスク、手洗い、うがい、消毒、3密の回避、換気などがあげられますが、それだけ??って感じです。日本は第3波に飲み込まれようとしています。なのに、これまで取ってきた対策ではほとんど感染を防ぐことができていないことに気づかないのでしょうか。
それなのに政治家は「できることはすべてやる」なんてよく大見得を切れますね。あとはワクチンへの神頼みですか?工夫も発想も独創性も何もなしです。

「これまでの対策じゃ効果不十分だなあ、ほかに何ができるんだろう」とだれも思わないんでしょうか?

AIが考えたコロナ対策の第5位に、紫外線(UV)Cがあげられます。ヴィネは、UVCはコロナ対策の3本の指に入れるべきではないか、それだけ可能性を秘めた重要なものだと思いますが、AIもデータ入力する人の考えに左右されるかもしれないので、5位にランクインされちゃったのかもしれません。

UVCはオゾン層によって地球には到達しない紫外線です。そして細胞障害性のある危険なUVです。すでに床屋さんなどでハサミなど消毒する道具として利用されています。それをコロナ対策に活用する動きはコロナ流行の初めからあったようです。UVCのウイルスに対する効果は非常に高く、はっきり言って秒殺です。これほどウイルス対策に効果的なものはありません。UVCから見ればアルコール消毒なんて効きがトロい!コロナにとっては熱めの温泉程度です。しかしUVCは非常に強い細胞障害性があるので、人が浴びると癌化などの悪影響があります。人がいなくなった病室や、人がいても天井に向けて照射するしかありません。それでも空間照射ができるというメリットは大きいです。この寒い時期に窓開ける必要がありませんし、またいちいちアルコールでテーブルなど消毒する手間もかかりません。

上の装置がそのUVC殺菌灯です。当院の検査室に一時的に設置しました。1,2分照射するだけで十分な消毒ができます。人が近づくとセンサーが働き消えます。値段的には数千円で買えますが、病室など消毒するものとして商品化されているものは300万円とか500万円とかします。UVCランプ自体はとても安いので、なぜそんなに高くなるのか全く分かりません。

 そしてこれは波長が222nmという特殊な波長だけを出す装置です。この波長はとても浅いところにしか到達できないので実質人には悪影響を及ぼしません。しかしウイルスは非常に小さいのでウイルスにはしっかりと効きます。

だから人が集まる空間でも使えるのです。これ一つで2メートル四方の照射をしてくれます。8畳間なら4つ必要です。

これさえあればもう怖いものなしだ!!!!

とだれでも思いますよね。ところが・・・・

この装置は30秒オンののち、3分とか4分のオフを繰り返すのです。つまり照射している時間よりしていない時間が圧倒的に長いのです。当然照射していなければコロナは鬼のいぬ間のなんとやらで、やりたい放題。というか、その間にコロナ患者の体内から出たエアロゾルを、ほかの人が吸い込んだら当然感染してしまうのです。

222nmは安全と言いながら、何でこんな仕組みにしたのかメーカーに聞くと、1900年代初頭にできた法律の規制があるというのです。100年以上前の法律が技術の進歩に対応していないというわけです。どうしてこんなクソ法律が生き残っているんでしょうか?

感染予防と経済再建は両立しにくく、感染予防を徹底すれば経済は大きく落ち込みますが、GO TO イートキャンペーンで証明されたように、人が動き回れば一気に感染が広がります。また特別寒いこの冬に、窓を開ける換気なんて徹底できるわけないです。結果コロナの流行を抑えきれなくなりました。このままでいくとイギリスのように医療崩壊するのは目に見えてます。焼け石に水の補助金をもらっても店を閉められないほど困窮しているところはたくさんあります。こんなはした金より遅くまで店を開けていた方がいいと考える店主は当然出てきます。政府は今まで何をしていたのでしょうか?十分時間があったんだから、この化石のような法律を撤廃することをまずやるべきだったのです。

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