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味覚は若いうちに鈍化させよ - 食生活

「私は本物のうまさを知っているので2流品は食べない」とか言った有名人がいました。それに対して誰が言ったか忘れましたが、「そりゃかわいそうですね。災害で避難しているとか緊急事態の時は一流品が食べられる状況じゃないから、この方は何も食べられないことになりますよねえ」と、やや皮肉も込めたコメントにはあっぱれですね。

閑話休題。

高齢になると味覚が落ちます。ゆえにかなり味付けが濃くなります。特に塩味は半端じゃありません。家族が見て「えっ!?」と驚き、言葉を飲むこともあります。ここで一言いうようなら「こんなに味が薄くっちゃ食えたもんじゃない」と反撃食らうこと間違いなし。絶対言ってはいけないことです。

高血圧治療はやはり減塩は基本です。しかし高齢になってからの減塩は困難を極めます。その対策としてヴィネが提案するのは若いうちに、少なくても人の言うことを受け入れられる年齢(軽度の認知症になる前)に、減塩に取り組むことです。最も人の言うことを受け入れるかどうかは、その人の資質によるところも大きいですが・・・。そして「この程度の味でいいんだ」と受け入れることです。最高の味、心の底まで満足する食事を求めないことです。
勿論まずいものを食べなさいと言っているわけではありません。ただ、いつも満足の頂点を求めて食事をしていると、素材よりも様々な味付けや食感を上げる添加物を加えるたものに満足することになってしまいます。

タイトルで「鈍化させよ」と表現しましたが、むしろ皮肉を込めた反語と考えてください。

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