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20年前なんですねえ - ブログ

昔ファイルした医療関係の新聞記事を見て、ある感慨に浸りました。

平成12年の記事には
癌研附属病院で手術不能のがん患者に別の治療の選択肢を与えずに強い抗がん剤の治療を行った。しかしこの医師の頭の中には抗がん剤が効いても5,6か月の命だという認識があったが、そのことは患者側に伝えていなかった。そして主治医の指示ミスで定量の3倍の薬の投与をして副作用で死に至った

ある専門家の意見として次のようなコメントがありました。
残された時間が限られているがん患者の場合、抗がん剤を使う場合と使わない時のメリットデメリットについてきちっと説明すべきだ。それはもはやマニュアル化されてもいいくらいに当然のことだ。患者に説明しないことは患者の選択肢を奪うことになり、がん治療の倫理的な面から言って大きな問題だ。

インフォームドコンセントという言葉を初めて耳にしたのは1986年のことでした。それから14年もたったのに、日本のがん治療のトップ機関でまだこのような考えだったとはヴィネは当時でも驚きました。ヴィネ
は身内が医療機関受診した際に、説明不足と感じる経験をしたことはありません。最近はがんでも隠すことなく患者に告知しているようです。そしてオペの時もそのネガティブな面も説明しています。その点ではこの20年改善したなあと思います。

しかしがんが再発して抗がん剤治療に移行した時は、この20年ほとんど変わっていないというのが実感です。患者はボロボロになるまで抗がん剤治療を受けて、その後「あとは在宅で」と手放されることが多いというのが、在宅医療にかかわって感じたことです。これが変わるにはあと20年の時間が必要なのでしょうか・・・。

 

 

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