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霊にとりつかれたみたいに・・・ - 医療

先日アンディと散歩して公園に行きました。滑り台で3歳くらいの男の子が遊んでいました。そばには母親とみられる女性がいました。
男の子が滑り台と滑ると、女性は手に持った小さな布か紙で手すりと滑り台の斜面を拭いていました。その直後女性はその場を離れました。再び戻ったときにはさらに大きな布か紙を手にして、やはり手すりと滑り台の斜面を拭き始めました。
男の子は体が小さいので、滑り台の階段を上るときに階段に手をついたりします。そして滑り台が飽きたのか、その周囲のロープを触ったりあちこち手を触れたりします。そのうちに走り出して石段に手をついてその上に立ちました。
諦めたのか、それとも自分の義務の範囲はここまでと決めているのか、母親は滑り台以外の男の子が触れたものまでは拭こうとしていません。

その光景を見ていて、ヴィネはいまだにダイアモンドプリンセス後の「ウイルスは〇〇の表面で〇時間生息している」という重箱の隅情報が拡散し、にわか専門家が消毒を感染防御の重要な手段と強調した、あの情報が国民を憑依したままなのだなあと感じました。

最近でも絶対ウイルスなんかいないと思われる椅子の座面を拭いている行為を見るたびに、「そこまでやるなら同じ頻度で壁も床も、そこにあるありとあらゆるものを拭かなきゃいけないだろう」と思うのですが、おそらくそれをやっている人は義務(もしくは何かに憑りつかれて)でやっているだけで、ウイルスがそこにいる確率なんて全く考えていないんでしょうねえ。
アルコールをしみこませた布で拭いて、消毒した気になっている人も多いようですが、そのしみこませたアルコールの効果がどれだけあるのかなんて全く考えていないでしょう。一度布に吹きかけたアルコールであっちもこっちも拭いても消毒効果が残っていると思っているのでしょうか。単なる水拭きと同じで、アルコールの無駄使いでしかありません。

ああ、日本人ってホント金太郎飴になりやすい民族ですねえ。

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