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20もの薬の処方 - ブログ

昨日は当番医でしたが、インフルも風邪も流行っていないと見えてたったの12人の受診でした。その中の一症例。

ある医院で喘息の薬をもらっているが、当院のほうが近いというので切り替えたいと受付で話しています。当番医の仕事は救急患者の対応なので定期薬の処方は別の日に来てもらうこととして、喘息発作状態なのでその対応をしました。

この方はリウマチもあり、薬手帳を見ると3か所の病院で合計20もの薬を出されていました。しかもそのうち2種類の薬が重複して処方されており、医師も薬剤師もほかで処方された薬を考慮していないことがわかりました。また、あまりにも薬が多いためか、ある医院の薬を「痛いときだけ(選んで)飲んでいる」とのこと。

薬が多いことは本人も自覚していて、他院で「喘息の薬が多すぎるんじゃないか」と言われたとのこと。ある病院から喘息の治療について紹介された医院では「うちから薬出すので、○○で出された薬は全部捨ててください」といい、40日分の薬を廃棄したとのこと。こういう薬の廃棄は無視できない金額になっています。こうして医療費は高騰するんです。廃棄させるほうはもちろん問題ですが、紹介するのに40日も薬を出す病院の医師も何考えているんでしょうか?在宅医療やっていると、前医から大量の薬をもらっている患者が非常に多いです。ヴィネは少しでも廃棄しないように薬の最後の1錠まで無駄にしないように配慮しているのですが、そんな苦労など誰も知らずに、気楽に廃棄している現状を思うと医者やってられなくなります。