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ブログ 一覧 (カテゴリ:医療)

今までの ブログ の一覧です。

2022年05月07日(土)
2022年05月07日(土)
2022年04月27日(水)
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2022年03月24日(木)
2022年03月15日(火)

GWの観光地はコロナ前の人出とのこと。やはりこうでなきゃねえ。この2年自粛ばっかりでみんなストレス貯めてましたからねえ。気持ちよく発散できたでしょうか?

テレビで見る限りもうソーシャルを気にしている人なんかいませんね。それが普通の人間のあるべき姿ですよ。

ところが同じころ1年4か月遅れの成人式を開催した自治体のニュースが流れてました。そこでは1メートルの間隔をおいて椅子に座る成人の姿がありました。この新成人たちは会場を出たら絶対1メートル以内に接近しますよね。会場だけソーシャルディスタンス取ったって仕方ないじゃん。役所は形だけ整えればいいという考えです。
そしてアナウンサーは相も変わらず「コロナ対策を十分とって」の枕詞。だったらGWの人出の時には「みんなソーシャルディスタンスなんか気にせず買い物を楽しんでいます」とか言わんのか!?

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緊急事態宣言が出されたとき、「マスクしないで歩いてるやつがいる」とか、「公園で遊んでいる親子がいる」などと通報する人がいたとのことです。こういう人たちを自粛警察と呼んでいました。自分は社会貢献している正義の味方のような気分に浸っていたのでしょう。まるで第2次世界大戦の時の特高と同じで、不快な思いをした記憶があります。

しかし自粛疲れなのか、最近はむしろ外出したがりの虫がうずうずして、GW期間中はどこの観光地も人出はコロナ前に戻って来たようです。

と思っていたら、まだ自粛警察が潜んでいました。家庭内に!

ある患者さんが言っていました。
「どこにも遠出できなくてストレスが溜まっています。夫が『電車に乗るな。俺がコロナに感染したらお前のせいだからな』っていうんです」

男は相手が自分の配下にあると思うと、暴君のふるまいをしますよね。人の自由を拘束してそれが正義だと思うのはまさにミニプーチンです。ミニプーチンは珍しくないです。そこら中にいます。みんなプーチンの要素を多かれ少なかれ持っているのですが気づかないだけです。

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ライナス・ポーリングはノーベル化学賞と平和賞を受けた20世紀を代表する科学者です。研究は多方面に及び、ダ・ビンチのような多彩な人だったと思われます。

さてその彼は大量のビタミンCや他の栄養素を摂取する健康法を提唱し、「ビタミンCと風邪」を著し、「ビタミンCを摂取すれば風邪が治る」と広げました。さらにはがんや放射線障害にも効くと発表。当然大反響でしたが、多くの反論も出ました。ポーリングもめげずに何度も反論。日本にも80年代にビタミンCブームを巻き起こしました。さらには外圧を受け、日本ではビタミンのサプリが市場に広まりました。
最終的にビタミンCが風邪予防にならないしがんの予防にもならないという結論に落ち着いたのは、2013年になってからでした。ポーリング自身はアメリカ人の必要摂取量の300倍ものビタミンCをとって、最終的には前立腺がんで93歳で亡くなっています。

日本のライナス・ポーリングと言われているのが、三石巌氏です。分子栄養学の権威で、1980年代に栄養の乱れから病気になることを強調された活動をしてきました。

ヴィネは1990年ころにこの二人の活動を知りました。しかしその後ゲルソンのことを知って、彼の方がこの二人よりずっと以前、1920年台にはすでにがんの栄養食事療法に気づいていたことを知りました。

話が随分それましたが、ヴィネが言いたいのは「たとえノーベル賞受賞者といっても、言っていることは結構間違っている」です。最近も同じようなことやった人がいましたが・・・

それと、風邪にならない方法はビタミンCの大量摂取ではなく、ポーリングよりずっと才能面で劣るヴィネが提唱する「NHK」ですよ。

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外でも 電車の中づり広告にタイトルのような言葉を見つけました。

コロナ対策としていろんな日常生活の縛りがありますが、それをいつ止めていいかわからないのが日本人の特徴なのです。欧米では基本外ではマスクなしです。ウイーンなんか電車の中ではマスク着用のお願いをするところもあります。しかし日本ほど100%の人間が外でもマスクしている国は非常にまれではないでしょうか?

高齢者施設では、入るときに手洗い消毒うがい検温をするところが多いです。さらにガウンまで着させられるところもあります。とにかく頭に浮かぶことを何でもやっておかないと安心できないって感じで。

こんな日本でポストコロナとかウィズコロナとか言っても、誰かが先陣切るまでみんな周りを見回して様子見しかしていません。比較はちょっと違いますが、裸の王様みたいです。裸の王様との違いは、純真な子供たちがマスクやコロナ対策を強制されているため、自由な発想ができないことです。

ヴィネはコロナ流行当初から外でのマスク着用は意味がないと言い続けています。昨年でしたか、専門家会議か何かの学会が「必ずしも外ではマスクをつける必要がない」と学校現場を想定してコメントしましたが、この言い方では日本人の行動様式に変化は見られません。日本人は「そうはいってもつけていた方がいいだろうと」と過剰な防衛反応をするからです。「外ではつける必要がない」とかウイーンのように「電車内では着用を」という言い方でないと。

手洗いと消毒についても、食事の前以外はほぼ意味がない行為だと思っています。その理由はマスクをしているからです。手にウイルスがついたとしてもよほど手洗いのし過ぎで手のひび割れとかしていない限り、手からの感染経路は口か鼻を経由しての感染です。しかしマスクをしてればそれがほぼ完全に防げます。(マスクで防げないのは空気感染です)説明するまでもなく当たり前のことですが、そんなことにも気づけないのです。ちょうど感染を怖がって、ずっと手袋をしているのと同じ滑稽さがあります。

ちなみに検温もほとんど意味ないでしょう。平熱のコロナ感染者もたくさんいるし、そもそも普通37.3度以上あれば具合悪いですよ。検温で初めて熱が高くてコロナ患者を発見できるなんてほぼないでしょ。

「戦争は始めるときより終わるときの方がずっと難しい」

ロシアのウクライナ侵略で、みんなこの言葉が頭をよぎっていると思うのですが、コロナ対策もこれにちょっと通ずるものがあります。

 

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またまた残薬の山をみせられてショックです

ある整形外科に通院している人ですが、今後当院に来たいといって持ってこられたのがこれ。
下剤のマグミット900錠と利胆薬のウルソデオキシコール700錠。
昼と夜の薬が、飲み忘れてこれだけ余っちゃったというのです。

「『飲み忘れるからすごく余っている』って主治医に言えばいいじゃん」といったんですが、
「なかなか言えなくて、もういいや」って思っちゃったようです。

自分が出した薬を全部飲んでいると思っている医者が多いですが、決してそうではありません。特に高齢者は高率で残薬を抱えています。患者の言葉端やその素振りから診察の時に「飲んでないかも」と感じ取れることがありますが、そういうことに無関心で「じゃ、また出しておきますね」で診察を終わりにしている医者が多いのでしょう。

もしくはPC画面ばかり見て患者の顔を見ていないのかもしれませんねえ。

あ~あ、これらの薬を1年かけて分包して消費しなければなりません。

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新聞に龍角散の全面広告がありました。

のどの繊毛運動がウイルスなど侵入者を外に排泄する機能を持っていると解説しています。そして龍角散は微粉末の生薬がのどの粘膜に直接作用。線毛運動を活発にしてのどのバリア機能を高めてくれます。

ヴィネは龍角散のこのうたい文句に違和感というか、疑念を抱いていました。

そもそものどってどの部分を指してるの?

正確に言うとのどと言われるところは上中下に分かれています。このうち繊毛(繊毛)があるのは上咽頭だけです。しかし龍角散の広告で言っている「のど」っていうのは、気管支について言っている気がします。気管支にも線毛はありますし、長々と線毛の働きを説明しているその内容は、まさに気管支そのものですから。しかし気管支に微粉末の生薬が直接作用したら、とんでもなくせき込みます。ちょうど黄な粉でむせるように。だから飲んだ龍角散が直接作用するのは中咽頭、もしくは下咽頭のはずです。上咽頭にも絶対に行きません。それこそ「ちゃらら~ん、鼻から牛乳~」状態です。

つまり、龍角散はほかの経口摂取したものと同じで、決して線毛の存在する部位には直接行きません。行ったら大変なことになります。龍角散の言うのどとは中もしくは下咽頭のことで、「のど」をどっちにもとれるようにあいまいにしているところがちょっとずるいんじゃないの?

さらに朝起きたらのどに違和感を感じた」「のどがイガイガする」という症状は主に中咽頭の扁桃腺の軽い炎症で起きているので、線毛の機能が落ちたわけではありません。腺毛の機能が落ちるのはさらに症状が進んだ時の話です。だから「ゴホン!といえば龍角散」は「風邪の超初期に龍角散を飲むとよくなるよ」と言いたいのでしょうが、その時には線毛運動はやられていないのです。

 

 

(堀田修「病気が治る鼻うがい健康法」2011年KADOKAWAより)

ヴィネが言いたいのは「こういう時はなんていってもハチミツですよ」

のどのイガイガは中咽頭粘膜が乾燥したときの症状です。乾燥するその原因は、寝ているときに口が開いているからです。その一番の対策は口テープです。寝るときに口テープ張れば絶対に口が開かないから乾燥しようがありません。イガイガもするわけないです。

物事は簡単に考えましょうね。風邪などで医療機関に行かない方がいいですよ。

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第6波の収束がなかなか見えない中、マンボウが解除されました。これか新年度に向けて移動の時期となりますので、ここでまた少し患者数が上がる予感がします。

そのこととは別に、ヴィネは日々の患者数の報道にやや疑問を感じています。報道ではやや患者数が減っている気がしますが、実態と合っていないのでは?と思う事実がいくつかあります。

まず、PCR検査したときの陽性率が非常に高いのです。7~8割は陽性になります。これまでは少しでもおかしいと思った人はPCRを受けていたのが、オミクロンになってからそういう人は検査受けていないのでは?ということです。

それを裏付ける話としてこんなのがあります。
シェアハウスの住人がコロナになりました。そしてほかの住人に聞くと「そういえば少し前に喉がちょっと痛かった」という人がぞろぞろ出てきたというのです。オミクロンの症状の特徴としてのどの痛みは高率にありますので、この人たちはオミクロンだった可能性は高いです。

さらにコロナ陽性になった人が、こんな話をしていました。
 「同僚が『喉痛くて体調が悪い』というのに事務所で丸一日仕事していて、その後そいつが感染が発覚したことが分かった。自分もその後陽性になった」

ヴィネは開業当初から

「風邪をひいたと思ったり義理を欠いてでも休め。嘘も方便、症状に尾ひれつけてでも休め」

と言い続けて、風邪の初期に休むことを強調してきました。これが芸能人だったら一気に広まるんですが、残念ながらヴィネの力では浸透させることができませんでした。だからコロナになって「少しでもおかしかったら仕事行っちゃいけない」という風潮が出てきたことはうれしい限りです。しかし中にはまったく気にしない人もいて、そういう人がクラスターの核心になる可能性があるんですね。わかっていないんですよ、

あんたがいなくても仕事は回る

ってことを。

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老子の言葉に「無用の用」という格言があります。
一見役に立たないようなものでも、見方を変えれば役に立っているという意味です。

樗木(ちょぼく)という木がありますが、根元が節くれだって枝も曲がりくねって用材にならないので放置されてどんどん大きく育ちます。すると夏にその下で日陰を楽しむ人が出てきました。さらに台風の時に周りの木が倒れたのに、樗木は根がはびこって倒れなかったばかりか、周囲の木が倒れるのを支えたといいます。

こうして建築用材としては何ら役に立たず、無用とされていたものが、見方を変えれば有用なのだというありがたいお話です。せっかちでなんでも金勘定する現代人には特に説教してやりたい格言です。

話変わって「不潔の潔」

今の世の中、何触っても「不潔だ」「コロナがいるかもしれない」と消毒手洗いを(他人に、さらには自分自身に)押し付けています。いまだにNHKは指を握るようにしてぐりぐり洗ったり手首まで洗ったりする映像を流して、勝手に「これが今の時代の正しい洗い方だ」と言わんばかり。テレビ番組も「ちゃんと対策してますよ」のアピールでしょうか、芸能人がみんな手の消毒をしてドアノブを握るシーンを見て不愉快になるのはヴィネだけでしょうか?

当院には洗いすぎで手荒れになった人がいらっしゃいます。ガサガサしてところどころ亀裂が入って痛そうです。こういう人に保湿剤なんて塗っても焼け石に水。本来人の肌に備わっている天然の保湿成分のセラミドまで手洗いし過ぎではがしておいて保湿剤はないだろう。
でもこういう人たちは自分たちは一生懸命清潔に保とうと努力していて、まさか自分の手がとんでもなく不潔だとは思わないでしょう。しかし手荒れの手には大量の細菌が繁殖しています。特に亀裂の入っているところは亀裂から染み出る体液を栄養源に、大量の細菌が増殖しているのです。まさに手が培養装置になっているのです。

似たような話はアトピー性皮膚炎(AD)でも言えます。重症ADの人はかゆみが強くひっかき傷がたくさんです。そういう人の治療としてイソジン療法というのがあります。一日3,4回イソジン液で消毒するのです。するといくらステロイド軟こう塗っても治らなかった症状が見事改善することもあります。

手洗いはしないほうがむしろ手の肌の健康にはいいのです。本来手には皮膚を弱酸性に保ってくれる常在菌がいます。手洗いするとそれらも流されますし、消毒でも死にます。 

「手の皮膚健康には洗わないほうがいいのはわかったけど、コロナも怖い」

そうですか、しかし現代人の頭の中には「手の皮膚健康」より圧倒的に「コロナへの怖さ」が勝っています。だからいくらこういう説明をしても、手洗いをやめることができないのです。そこでヴィネは言います。

「不潔の潔」を知れ

ろくに手洗いしない一見不潔そうなヴィネの手と、あなたの手ではヴィネの手のほうがずっと清潔なのです。

 

 

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そうか、そんなことを言うと患者さんはほかに行きようがなく仕方なくその病院に囲われるのか?

長い待ち時間に対して医師に言うと、
「あなたのような人はほかにたくさんいるんですよ」

治療が必要な時間に予約が取れないことに対して、ほかの病院紹介してくださいというと
「どこに行っても同じですよ」

そしてさらにとどめは
「この病気は一生付き合っていかなきゃいけないものです」

「県内はどこも大学病院から医師が派遣されているのだから、どこに行っても同じ対応されるんだとあきらめるしかない」と肩を落としていました。

加齢黄斑部変性症の方の、心から絞り出すような訴えでした。

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BMI=35.6のかなり丸に近い60台の人ですが、診察中膝が痛いといいました。6年前にレントゲンとっていますが、その時は膝に変形は目立ちません。

「まずは太ももの筋トレをしなさいよ。相当筋力落ちているはずですよ。筋肉があるときはひざ関節にかかる体重が分散してたけど、筋肉がなくなってしまうと関節に直接体重がかかるから痛くなるんだよ。」といって椅子に座ってもできる太ももの筋トレをして見せました。

ヴィネは膝痛い人には必ずこんな話をするんですが、ほぼ筋トレをやってくれない。今回も無駄かなあ~と思って期待はしていませんでした。

ところが豈(あに)図らんや弟図る、この方は実践してくれました。そして1か月後には「全然痛くない」と歓喜の報告。

ひざの痛みも、考えてみれば「動かない」という生活習慣病の一つです。だから習慣を直せば治るはずです。これが80,90の高齢者にはもう言えません。変形もあるだろうし、太ももだけでなく全身の筋力が落ちているし、認知症も入っている可能性も高いからです。生活習慣直せるのはせいぜい60台です。

なのに普通は膝が痛いと鎮痛剤とシップが定番の治療です。この方もほかの病院に行けばレントゲンとって時にMRIまで取って、薬が出る可能性が強いでしょう。そしてほとんど痛みは治りません。薬ができることってごく一部なんです。ちなみに今回膝に関してこの方が当院で払った医療費は0円です。

さらに言えばBMI=22にすればほかの病気も雲散霧消する可能性もあるんですが、それはハードルが高すぎるか・・・。

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